ヤマケンのどないなっとんねん 連載第45回
「役割終わった」? 議員辞職の無定見

松井大阪府知事が提案していた、泉北高速鉄道やトラックターミナルなどの経営主体「大阪府都市開発」を外資に売却するという議案は、「維新」所属の府議4人が党議に反し、反対したため否決された。筆者は、こんな「売国奴的行為は許されない」と批判してきたから、とりあえずはホッとしているが、この議案は維新が推進しようとしている「民営化」の問題点をみんなの前に明らかにし、維新改革の正体、また維新内部のいい加減さも明らかにした。

折しも橋下氏が市長に就任して3年目を迎えたが、改革どころか、あらゆる面でボロが目立つようになった。経済活性化、所得増加、区長・校長・幹部公募、交通・水道の民営化、幼稚園などの民間移行など、教育でも体育でも、治安でも、橋下氏になって「よくなった」といわれるものがどこにあるのか。市だけではなく、府でも同じことである。市長・知事のダブル選挙を仕掛けて圧勝、支持率70~80%を背景に、一切の異論反論を寄せ付けず、文字どおり独裁者としてふるまってきたが、何も改革されていない。

とはいえ、「松井知事はともかく、橋下市長さんはいい人や。あの人がリーダーシップを取ってくれるなら大阪は必ずよくなる」と信じている有権者はまだいる。筆者のように厳しく批判すると、ひところは本気でくってかかる市民がいたが、最近は耳を傾けてくれる人も増えてきた。さしもの橋下人気もいよいよ賞味期限が切れ始めた。

かつて、あのノック知事の強制わいせつ事件は事実であることが明らかになっていたにもかかわらず、「あいつを信じる」と言ってきかなかった男がいて、「この事件は府庁内のノック嫌いが追い落とそうと思って仕掛けたワナや」と真顔で言っていたことを思い出す。「あんたアホも休み休み言え。頭から水かけたろか」と言っても聞かなかった。その男が小泉登場とともに小泉、橋下登場とともに「橋下こそ、救世主や」と吠えていたのだが、最近は吠えなくなっているから、賞味期限切れになっているのだろう。が、これだけボロが目立つようになっても、まだ「維新でなければ」という市民が存在することを情けなく感じるのは、筆者だけではないだろう。

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