「風まかせ人まかせ」

風まかせ

一見さんも弾む会話

映画業界に携わっていて、「カンコ」さんを知らない人はいないのではないか。その「カンコさん」こと、映画宣伝プロデューサーの松井寛子さんが切り盛りする居酒屋。これまでの玉造本町から十三本町へ移転したのは1月8日のこと。
きっかけは、「移る気ないの?」という常連客の一言だった。
JR環状線玉造駅から歩いて15分。それでも15年も続けることができたのはカンコさんの人脈によるところが大きい。
「実は、シェフの給料も出てへんかってん」
料理を一手に引き受けてきた松岡昇弘さんが一緒に来てくれなかったら店を閉じていたかもしれないという。
「場所もええやろ。十三駅の西口から歩いて3分やから」
20人も入れば満席になるほどの店内。改装費を安く上げるため、テーブルやイス、ソファ、ライブのためのピアノなど、使えるものはすべて玉造本町から運んだ。奥の棚にはこれまでのように客が出した本やCDが並べられ、映画監督だった前田勝弘さんやカメラマン牧田清さんの写真も飾られている。
店内を忙しく動き回るカンコさんの紹介で、初めて顔を合わせた人たちでも会話が始まる。
「落ち着くのがええやろ。料理も最高やで」
1品300円から500円で、料理も店まかせ。豚肉を巻いた豆腐ハンバーグ、オムライス、ペペロンチーノなど多彩。昼間は定食も出している。
営業時間は午前11時半~午後11時、日曜日は定休。(矢野)

・大阪市淀川区十三本町2の3の20(06・6886・8686)
・阪急「十三駅」西口から線路沿いに3分

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