新聞うずみ火 最新号

2024年10月号(NO.228)

  • 1面~3面 奥能登 地震に続き豪雨 仮設住宅も床上浸水(矢野宏)

    能登半島地震の発生から8カ月半が過ぎた9月20日、甚大な被害を受けた被災地は、発生直後と変わらぬ光景のままだった。生まれ育った集落を離れ、金沢市などで避難生活を続ける被災者が一人、また一人と移住を決意している。「帰りたいけど、家を建て直せない」。翌21日には、ふるさとに踏みとどまって再建を目指していた被災者を再び、自然の猛威が襲った。

    石川県能登地方には秋雨前線や低気圧の影響で線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降り続いた。地震の爪痕が残る輪島市では、半日の間に平年1カ月分の降水量の1・5倍となる300㍉以上の雨が降るなど観測史上最大となる豪雨を記録。気象庁は21日、輪島市をはじめ珠洲市、能登町に大雨特別警報を発令した(23日に大雨警報解除)。
     
    今回の能登豪雨は、生活再建の場となる仮設住宅にも流れ込んだ。輪島市では市内を流れる河原田川が氾濫し、近くの仮設住宅「宅田町第2団地」一帯が茶色い水につかった。
     
    新聞うずみ火7月号で「輪島塗の輝き消さぬ」と一面で紹介した塗師屋「大崎漆器店」大崎四郎さん(81)は、妻の悦子さんとこの仮設住宅に身を寄せている。電話口から聞こえる声は弱々しく感じられた。
     
    「地震に大雨に、まさに泣きっ面に蜂とはこのこと。なぜ能登だけが2度もこんな目に遭うのかね」
     
    元日の地震で、国の登録有形文化財の自宅兼工房は全壊。地震発生から4カ月後、市街地に3階建て中古物件を借りて仮工房とし、3人の職人たちとともに生産を再開した矢先のことだ。
    ……

  • 4面~5面 兵庫県知事に不信任決議 百条委で「正当」「記憶にない」(矢野宏)

    兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事をパワハラなどの疑いで告発した問題で、県議会は9月19日の定例会初日に知事に対する不信任決議案を提出、全会一致で可決した。知事が対抗手段として県議会を解散すると、元局長の命と引き換えに設置された調査特別委員会(百条委員会)は消滅する。知事に辞職を求めることが疑惑解明の道を閉ざすことにもなりかねないジレンマの中で、一連の問題は大きなヤマ場を迎えた。  
     
    不信任決議の可決を受けて、斎藤知事は10日以内に県議会を解散するか辞職するかの選択を迫られた。議会解散なら40日以内に県議選が行われ、改選された議員が招集された初めての議会で再び不信任案が提出され、過半数の賛成で可決されると、知事は失職する。
     
    また、議会を解散しない場合は知事失職となり、50日以内に知事選が行われる。いずれにせよ、知事選には18億円、県議選には16億円かかるとされている。
     
    不信任案の提出に先立ち、県議会の全議員86人が知事に対し、辞職するよう申し入れた。辞職しなければ、19日の定例議会初日に不信任決議案を共同提出する方針を固めていた。これに対し、斎藤知事は応じない考えを強調。不信任案が可決された場合の対応についても「提出されることになれば、法律に基づいて判断する」と述べ、県議会の解散も排除しない考えを重ねて示した。
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  • 6面~7面 大阪万博 開幕まで7カ月 大規模災害時 どこに避難(矢野宏)

    2025年4月13日の開幕まで7カ月を切った大阪・関西万博。パビリオン建設の遅れ、会場建設費の上振れ、さらにはガス爆発事故が起きるなど、いくつものリスクを抱えて迷走している。最大の要因は、大阪湾の人工島「夢洲」(大阪市此花区)を会場にしたこと。島外とのルートは2本しかない。安全は確保できるのか。
     
    大阪市議会開会日の9月12日午後、市民団体「夢洲カジノを止める大阪府民の会」や「どないする大阪の未来ネット」(どないネット)などの呼びかけで約400人の市民が市役所前に集まり、万博中止を訴えて庁舎を取り囲んだ。
     
    「万博いらん、カジノもいらん」「万博より被災地支援」。シュプレヒコールのあと、市民の訴えが続いた。「巨額を浪費する万博、カジノの誘致にも反対。市議会で中止・撤回の議論を求めます」
     
    どないネットは、夢洲で開催する大阪万博の中止を求める署名14万筆を日本国際博覧会協会(万博協会)と府・市の万博推進局に提出した。事務局長の馬場徳夫さん(81)は「IRカジノを万博開催と一体化することでインフラ整備に公費を投入するのが維新の狙い。万博後に控えるIRカジノ建設を考えれば、公費投入は青天井になります」と警鐘を鳴らす。
     
    翌13日、協会は海外パビリオンの建設遅れやメタンガス対策で費用が最大98億円に増えることを明らかにした。「会場建設費の中に確保した予備費から130億円を出す」と説明している。
     
    参加国が自前で建設する「タイプA」は当初60カ国の予定だったが、47カ国に減少(9月11日現在)。うち7カ国は未着工。
     
    協会は「タイプA」から撤退した国の受け皿として、建設を肩代わりする簡易型の「タイプX」を25棟発注。その後9棟に減らしたが、16棟分の資材のキャンセル費が4億円発生した。さらに9棟のうち入居を表明したのは5カ国。残り4棟分の建設費に加え、2棟を共同入居型の「タイプC」に改修し、2棟を休憩所などに転用する費用などで30億円ほどかかるという。
    ……

  • 8面~11面 関東大震災101年 史実継承・解明 今後も(栗原佳子)

    1923(大正12)年の関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などの流言飛語が広まり、多数の朝鮮人や中国人が官憲や軍隊、自警団の市民に虐殺された。内閣府中央防災会議の報告書は震災の死者・行方不明者約10万5000人の「1~数%」は虐殺犠牲者と推計している。虐殺は東京や神奈川だけでなく関東一円に及んだ。101年となる9月、市民による追悼の場を回った。

    横浜市では9月7日、市民団体「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」主催の追悼会が市営久保山墓地で開かれ、約300人が参列した。

    墓地の一角には「関東大震災殉難朝鮮人慰霊之碑」があり、裏面には「昭和四十九年九月一日少年の日に目撃した一市民建立」と刻まれている。 小学2年生の時に、この久保山で虐殺を目の当たりにした故・石橋大司さんが震災半世紀を経て、私財を投じて建てたもの。実行委はこの碑の前で2013年から追悼会を開いている。

    冒頭、実行委のメンバーが名簿を読み上げた。「氏名不詳、男、30歳くらい、労働者風」「氏名不詳。男、27歳くらい、土工風」「氏名不詳。男、年齢不詳」……。昨年実行委が公表した新資料「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況とその他調査の件」には、神奈川県内で朝鮮人虐殺が57件起き、145人が殺されたと記されている。145人のうち、名前が判明しているのは14人だけだ。

    震災から約1カ月後、上海に拠点を置いた「独立新聞」は朝鮮人犠牲者を、関東地方全体で6661人とした。同胞の慰問というかたちで各地を調査。このうち神奈川県は最多の3999人と記された。しかし、当時の司法省による調査では、県内の殺傷事件は2件(死者2人)、横浜ではゼロだった。

    新資料「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況とその他調査の件」は震災2カ月半後、県知事名で作成された内務省警保局長に報告した文書。関東大震災朝鮮人虐殺の第一人者である姜徳相・滋賀県立大名誉教授(2021年に死去)が古書店で入手した。昨年、姜徳相氏、実行委に山本すみ子共同代表の共編で、この文書を含む資料集が「神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料」(三一書房)として出版されている。
    この1年間、実行委のメンバーは新資料にある虐殺地を一つひとつ訪ね、確認作業を行ってきたという。101年に合わせてその地点を地図で示したパンフレットも作成した。

    山本共同代表(85)は「犠牲者はその死すら抹殺され、隠ぺいされてきた。被害者一人ひとりの遺族を探し出したい。横浜のあらゆるところで虐殺があった。虐殺がこれだけでないことは明らか。長い闘いになろうとも続けていきたい。姜徳相先生は虐殺された一人ひとりの碑を建てたいと話していた。後世に伝える虐殺追悼碑を建てたい」と決意を語った。
    ……

  • 12面~13面 神戸・王子公園再開発 関学に百億円で売却へ(粟野仁雄)

    神戸市の王子公園が市長の暴挙でつぶされる。関西学院大(本部・兵庫県西宮市。以下関学)に売り払うのだ。8月28日、炎天下の神戸地裁に市民が集まった。市民団体「王子公園・市民ミーティング」実行委員会(小林るみ子代表)の原告ら5人が行政訴訟を起こした。王子公園の一部を市が関学に約100億円で売却するため、対象地3・5㌶を都市公園法区域の枠組みから外した処分を違法として取り消しを求めた。
     
    昨年、市は土地を関学に売却する計画を決定。今年5月31日付で区域を変更していた。都市公園法区域のままでは校舎を建てることなどができないからだ。
     
    原告側は「反対意見があるのに市が公聴会も開かず、市民の意見も聞かなかった。計画で憩いの場が奪われ、生活環境が悪化する」と主張。「区域を変更できるのは公益上特別の必要がある場合と定めた都市公園法に違反する」などと訴える。
     
    原告が記者会見で「計画が市民の知らないところで決められたことに不満を持っている」と訴えた通り、神戸市在住の筆者の周囲でもいまだに知らない人が多い。
     
    2021年1月、久元喜造市長が突然、「にぎわい創出のため、王子公園に大学を誘致したい」と発表。「公募する」としたが、関学以外で応募した大学はなく、昨年12月に市と関学は協定を締結し、「新たな土地活用を図る必要がある」と、市が約100億円で売却することを述べた。
     
    陸上競技場、動物園、プール、テニスコート、体育館などの整った、伝統ある王子公園は摩耶山麓19・4㌶に広がる市民の憩いや健康増進の場で施設使用料も安い。ところが公園の低部で阪急王子公園駅とJR灘駅に近い、一等地にある王子スタジアム(陸上競技場)をつぶして売却するのだ。関学は4000人の学生を見込んでいる。
     
    この地は関学発祥の地だが、1929年に西宮市の上ヶ原地区に移った。95年から西宮市に加えて三田市にも新キャンパスを開設したが交通の便などで不人気だという。
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  • 14面~15面 ヤマケンのどないなっとんねん 改憲は共通 自民党総裁候補(山本健治)

    NHKが9月14日夜に報じ、15日午後9時から放映したNHKスペシャル「『第4の被ばく』事件 封じられた実態に迫る ある海上保安官の死…なぜ夫は死んだのか」を見た方もおられるだろう。1958年7月、海上保安庁の測量船「拓洋」と巡視船「さつま」の2隻が太平洋を航海中、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験に遭遇。乗組員が被ばくしたものの、その1カ月後、厚生省は「現在、放射線障害があるという所見は得られない」と発表したが、翌59年8月、「拓洋」の主席機関士だった水野博吉さんが急性骨髄性白血病で亡くなった事件を追った番組である。
     
    この直後、派遣されたアメリカ軍医の報告には「乗組員の一部には重度の白血球の現象が起きるなど深刻な異常が起きている」と記されていたことがわかり、NHKが専門家や当時の乗組員の証言、遺族の疑問などを考えると、これは54年3月の第五福竜丸事件に続く「第4の被ばく」だったのではないかという番組である。
     
    当時は冷戦時代でアメリカはビキニ環礁で頻繁に核実験を行っており、この辺りはまさに放射能まみれで、航行する船舶や操業する漁船が被ばくする危険性はあった。にもかかわらず、岸内閣が日米安保条約改定交渉を始めていたことから、「第五福竜丸事件」に続く「第4の被ばく」が明らかになると、国民の核実験に対する批判はもとより、反米意識がさらに高まって交渉に支障を来すと考え、水野さんの死亡はアメリカの核実験によるものではないとしたのではという疑惑は当時からあったが、今回、軍医の報告などが明らかになったことから改めて問題提起されたわけである。
    ……

  • 16面~17面 世界で平和を考える 投票行かぬリベラル中間層(西谷文和)

    イスラエルの土曜日は全土が怒りに包まれる。安息日が開けた土曜の日没から「ネタニヤフ退陣と人質交換、即時停戦と総選挙」を求める巨大な集会とデモが起こる。極右のネタニヤフ軍事政権は焦っている。先日レバノンのヒズボラに対して、ポケベルを連続爆破させて多くの死傷者を出したが、あれは「派手な戦争を演出し、人々の目を外へ向けさせ、国内世論を沈静化させる」ためだ。いまのイスラエルを簡単に図式化すると、ヘイトスピーチで憎悪をあおり戦争を継続させたいグループ(ネタニヤフ側)と、即時停戦と人質の解放を求めるグループ(市民の多数派)とのせめぎ合いである。3月18日、エルサレムの大統領府で大規模デモを取材した。
     
    イスラエルの永田町、政府官庁が集中する地区から丘を登って徒歩20分、大統領府の前までやってきた。ここで日没。シャバット(安息日)が明けて商店街に明かりが灯り、人々が表通りに繰り出してくる。大統領府に三々五々、集まってくる人々。楽器を手にする人、手作り看板を持参する人、背中にイスラエル国旗をまとう人……。
     
    即席ステージが作られ、そこに「今すぐ総選挙を」。ヘブライ語の大看板。大統領府前の広場があっという間に群衆で埋め尽くされる。162という数字を書いたテープが配られる。昨年10月7日から今日で162日目なのだ。100名を超えるユダヤの人質たちは、今もガザのトンネルの中にいる。そしてガザの地上では、今日も罪なきアラブの人々が虐殺されている。
     
    午後8時、ドラムとラッパが鳴り響き、集会スタート。ラップミュージシャンの演奏があり、著名な作家が登壇する。彼が何か叫ぶと、群衆が「ブッシャー(恥を知れ!)」と叫び返す。ネタニヤフ政権の閣僚たちを痛烈に非難している。群衆が求めているのは「ネタニヤフ退陣、人質の即時解放」。多数の看板の中に1枚だけ「Palestinian Lives Matter(パレスチナ人の命も大切)」を持って歩く女性がいた。2020年に全米で大きなうねりとなった「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動に連帯し、停戦だけではなくパレスチナとの和解と共存を求めている看板だ。「人質を返せ、今すぐ」「ネタニヤフ辞めろ」の看板が林立する中で、パレスチナに言及したのはこの1枚しかなかった。何故なのか? 私なりに考えた理由を列挙する。
    ……

  • 18面~19面 フクシマ後の原子力 つながりを作り続ける(高橋宏)

    8月24、25日、第63回社会教育研究全国集会が、福島市の福島大学で開催された。福島第一原発事故の被災地での開催ということで「人をつなぎ、地域を拓き、未来をつくる」という集会テーマに、「対話・学び・共同の力で分断を越えて」というサブタイトルが添えられた。この集会で様々な形で伝えられた福島県の今と共に、集会後約1年半ぶりに訪れた同県浜通りの現実を、数回にわたって報告したい。
     
    集会は川内村の伝統舞踊である「三匹獅子」の披露で幕を開けた。獅子を演じた3人はいずれも川内村の小学生で、地域に伝わる大切な文化を継承しようと頑張る姿が、参加者の心を打った。主催者や来賓の挨拶に続いて、まずNPO法人・富岡町3・11を語る会代表の青木淑子さんが「崩壊と創世の狭間で」という演題で講演した。
     
    青木さんは「語り部活動に対して、今さら過去のことを聞いても仕方がないという人もいれば、もっと未来志向でと言う人もいるのですが、非常に心外です。私たちが震災を語ることは未来につながることだと思っています」と切り出した。そして、語り部として震災、特に原発震災を伝えていくにあたって、「記憶にない若い世代」が増えていくことに危機感を覚える人がいることに触れ「マスコミなどが報じる『記憶にない世代』という言葉が独り歩きしています。知識の積み重ねによって記憶は生まれるのであって、最初から記憶を持っている人などはいません」と訴えた。
     
    「福島は原子力災害で様々なものをなくし、奪い取られてきました。創生に向かわねばならないことは分かっているのですが、実はまだ『狭間』なのです。福島第一原発の中はどうなっているのでしょうか。狭間ですよね。風評被害に悩まされて農業や水産業はいまだに復活しきれない。私たちが住んでいる双葉郡の8町村、どれだけの人が住んでいると思いますか。全部が狭間なんです」
    ……

  • 20面 「浮島丸爆沈」79年追悼 謎多き事件 解明へ一歩(栗原佳子)

    太平洋戦争終結直後、故郷に帰る朝鮮人労働者や家族ら数千人を乗せた旧海軍の輸送船「浮島丸」(4730㌧)が舞鶴湾で爆発・沈没し、500人以上が死亡した「浮島丸事件」から79年となる8月24日、現場の海をのぞむ京都府舞鶴市の公園で追悼集会が開かれた(「浮島丸殉難者を追悼する会」主催)。原因や正確な乗船者数、犠牲者数などは不明とされるが、今年になって、厚生労働省が「不存在」とした乗船者名簿を保管していることも明らかになった。
     
    浮島丸は大阪と沖縄間を結んだ大阪商船の貨客船。1941年、海軍に徴用された。 「浮島丸殉難者を追悼する会」の品田茂会長の著書『爆沈・浮島丸』(2008年、高文研)によると、太平洋戦争終結7日後の45年8月22日夜、浮島丸は海軍大湊警備府の命令で母港の大湊港(青森県むつ市)から釜山港へと出港した。「青森県内で働いていた朝鮮人労働者とその家族を送還せよ」と19日に警備府が命令。飛行場や鉄道の建設現場などに動員されていた労働者とその家族ら数千人が乗船したという。
     
    浮島丸は24日午後5時過ぎ舞鶴港へ入港。その直後、突然、すさまじい爆発音とともに真っ二つに折れ、沈没した。日本政府の発表では524人の朝鮮人、25人の日本人乗務員が死亡したという。陸から300㍍の沖合で、多くの住民が目撃。小舟を繰り出し救出活動をした。その後、52年、54年に前部、後部とそれぞれ引き揚げられた。船内の遺骨も回収されたという。
    ……

  • 21面 石垣島・陸自配備 住民投票「上告受理を」(栗原佳子)

    沖縄県石垣市(石垣島)平得大俣(ひらえおおまた)への陸上自衛隊配備の賛否を問う住民投票を目指し、裁判を続ける「石垣市住民投票を求める会」の金城龍太郎代表(34)ら3人の原告が9月6日、最高裁を訪れ、上告を受理し弁論を開くよう要請した。全国から集まった、オンライン署名2万4157筆も提出した。
     
    石垣島は人口約5万人。南西諸島で防衛力を増強する「南西シフト」の一環として、昨年3月、島中央部の平得大俣に陸自駐屯地が開設された。ミサイル部隊や警備部隊など約570人を配備。防衛省は……











    現在46㌶の駐屯地をさらに拡大する計画だ。米軍との共同訓練も繰り返し行われ、島外避難、シェルター整備など、有事ありきの既成事実が積み重ねられている。
    ……

  • 22面 経済ニュースの裏側 番外編「過疎」

    故郷 墓参のため、1年ぶりに帰省しました。車窓から眺める緑の山々、美しい川の流れに心が洗われます。特急が停車する故郷の無人駅。感傷にふける間もなく、厳しい現実にさらされました。次の駅、豊岡(兵庫県)に行こうとしてがく然。普通列車が11時12分の次は14時14分までありません。やむなく、到着した特急列車に乗車。特急券は2時間前の列車のものでした。一日あたり、特急15本、普通12本。特急の大半は城崎温泉行きかと。始発は京都駅や大阪駅など。
     
    若い頃、家族を連れて山陰の海水浴場に行った時のこと。小学生の男の子が、駅の時刻表を見上げ、祖母につぶやきました。「おばあちゃん、まだ1時間あるで~」。祖母の返事「待っとりゃええが~」。私の家族は、カルチャーショックを受けていました。今は……待っても待っても列車は来ません。
    ……

  • 23面 会えてよかった 小林武③(上田康平)

    「沖縄病患者」にこだわっている
     
    「沖縄病患者」、ちょっと気にな
    っていたので「『沖縄病患者』とい
    う言葉にこだわっているのですか」
    とお聞きすると−−−−
     
    「『沖縄病患者』、こだわってい
    ます。沖縄の方から言われて、たい
    へん喜んでいる。誇りを持っている。
    それ(その言葉)に恥じないように
    と思っている。ありがたいです」
     
    移住後、自治会に入って、字(あ
    ざ)の方々とつながりが出来ていた
    が、特に2018年から19年の「宜
    野湾市平和な空を守る条例制定請願
    運動」を取り組む中でそう言われた。
    運動は自分をさらけだすことになる。
    それで付き合いが深まって、そう言
    ってもらった。
     
    石川・宮森小米軍ジェット機
     
    墜落事件を知ったのは
     
    1959年6月30日、嘉手納基地
    を飛び立った米軍ジェット機が石川
    市(現うるま市)市街地に墜落。近
    くの宮森小学校では児童11人(後に
    後遺症で1人)が亡くなり、156
    人が重軽傷、民間地域では死者6人、
    重軽傷者54人という大惨事となった。
     この事件を京都にいてNHKラジ
    オで聴いた。憲法を教わり始めた18
    歳だった。
    ……

  • 24面 日本映画興亡史 千本組異聞 合従連衡繰り返し(三谷俊之)

    時間を遡る。1923(大正12)年、マキノ省三が率いるプロダクションは、次々とスターを送り出していた。寿々喜太呂九平書き下ろし脚本の佐平治捕物帖第2話『鮮血の手形』(23年)で鮮烈デビューした阪東妻三郎は一気に人気者となり、あとを追って高木新平、月形龍之介、市川右太衛門、嵐寛寿郎、片岡千恵蔵ら、まだ20代のスターたちがスクリーンで躍動した。金の卵になったスターたちには、熾烈な引き抜きも行われた。まず阪妻が狙われた。立石駒吉という総会屋であり極道の親分がいた。映画には素人だが、国活の残務整理で頭角を現した。壮士的な人物で、大アジア主義を掲げる行動派右翼である内田良平の黒龍会に属する。いわゆるフィクサーだ。
     
    彼は当初マキノプロと帝キネ提携をはかったが、不成立となった。次に生命保険会社の資金を背景に、東亜キネマによるマキノの吸収合併を画策。借金に苦しむマキノはこれに応じ、省三は15万円の解散手当を受け取り、等持院撮影所と甲陽撮影所の撮影所長に省三がついた。
     
    帝キネは小唄映画『籠の鳥』が大ヒットして巨万の収益を上げた。同社の常務になった立石は、その資金でマキノから多くのスターを引き抜こうとした。阪妻が狙いの筆頭で、市川幡谷ら多くの俳優がいた。ただし阪妻は幡谷とは犬猿の仲で、帝キネを蹴った。省三に詫びを入れ、立石の目を逃れて一時失踪する。
    ……

  • 25面 坂崎優子がつぶやく 「スマテ」減らすために

    消費者庁は8月、簡易型トレーニングジム「chocoZAP(チョコザップ)」を経営する「RIZAP(ライザップ)」に対し、再発防止などを求める措置命令を出しました。
     
    「24時間使い放題!」とうたう、歯のセルフホワイトニングやゴルフなど8種類のサービスが、実際は利用時間が限られているとして、景品表示法違反(優良誤認)と認定。さらにSNSなどで影響力を持つインフルエンサーに、対価を支払ったことを明示せず、自社サイトに第三者の体験談と誤認させる表示をしていたことも「ステルスマーケティング(ステマ)」行為としました。
     
    広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことを「ステルスマーケティング(ステマ)」といい、海外では早くから規制されてきました。一方、日本では長らく放置され「ステマ天国」などともいわれていましたが、ようやく景品表示法の不当表示に指定され、昨年10月から規制されるようになりました。ライザップの行政処分は、医療法人社団祐真会に続いて2例目です。
     
    日本のステマの規制対象は、あくまでも商品・サービスを提供する事業者で、宣伝に関与したインフルエンサーなどは対象外です。海外では対象になっているだけに、物足りなさが残ります。
     
    判断の難しさも課題です。例えば、事業者から商品を無償で提供され投稿を依頼されたとしても、インフルエンサーが自分の感じた通りに投稿したとなればステマには当たりません。消費者庁は事業者と投稿内容をやり取りしたかなどで判断するようですが、そこまで綿密に調べることができるのか疑問です。
    ……

  • 26面~30面 読者からのお手紙&メール(文責 矢野宏)

    福田村事件の追悼式
    過ち繰り返さぬ誓い

       千葉県 小出賢治
     
    101年前に起きた「福田村事件」は、関東大震災の際に朝鮮人が暴動を起こしたというデマから、四国から来た行商団10名が朝鮮人に間違われて殺害され、遺体は犯行現場近くの利根川に流された悲惨な事件です。事件現場は現在の千葉県野田市です。この悲劇の犠牲者を追悼し、後世に伝えるべく、「福田村事件追悼慰霊碑保存会」(代表・市川正廣さん)が慰霊碑を建て、事件が起きた9月6日に毎年追悼式を行っています(2023年10月号新聞うずみ火)。
     
    今年は慰霊碑の脇に碑文が造られ、お披露目と追悼式に行ってきました。碑文には『福田村事件の犠牲者を悼む』と刻まれ、こう書かれていました。
     
    「1923年9月6日関東大震災発災五日後、この地旧福田村で悲劇が起こりました。香川県から訪れた薬売りの一行9人(胎児を含め10人)が殺害された事件です。社会不安の中、さまざまな差別が複合して事件は起こりました。 2003年9月6日、犠牲者を追悼し慰霊する碑(墓碑)が建立されました。私たちはここに改めて、過ちを繰り返さぬよう真実を伝え続けます。

    犠牲となった方々の名誉と尊厳を守り、生命の尊さを世に訴えることを誓います。 合掌」
     
    東京都や群馬県では首長の追悼拒否や慰霊碑撤去など、自分たちに都合の良い歴史認識を推し進めようという不穏な動きが起きる中、保存会の市川代表の活動には頭が下がります。今に生きる我々は常に歴史に学び、碑文にあるように、過ちを繰り返さぬよう真実を伝え続けなくてはいけないのです。
     
    (震災直後に拡大した「朝鮮人暴動」のデマを信じ込んだ自警団の暴徒化を二度と繰り返さないため、事件を風化させないこと。真実を伝えること。説明文の新設もその一つ。大事ですね)
    ……

  • 27面 車イスから思う事 世の中そう悪くない(佐藤京子)

    月初めに首都高速で事故を起こし、車を修理に出して公共交通を利用している。電車もバスも、ほぼ定時に来るので、車を運転して移動するより予定を立てやすい。でも、電車やバスに乗るのはやはり苦手だ。
     
    車だと一人の世界に浸ることができる。普段も一人でいることが多いが、遮断された空間は安心を感じる。これまで一人で解決することや乗り越えねばならないことが多かったので、他の人と同じ空間にいることが苦手なのかもしれない。
     
    一般の人は電車にもバスにも料金を払えば座ったり立ったりして好きな所へ行けるが、自分は勝手が違う。電車ならホームとの間に隙間があるので渡し板を出してもらわなければいけない。改札口で行き先を告げ、駅員さんの準備が整うまで待たねばならない。時間がかかると乗りたい電車に乗れず、2、3本やり過ごす。
    ……

  • 28面 東から西から(「NHK問題を考える奈良の会」世話人 高桑次郎)

    【奈良】私たち「NHK問題を考える奈良の会」はNHKの報道姿勢について、かねてからニュース報道番組は放送法を逸脱した政権忖度があると危機感を抱いていた。同様の考えを持つ多くの市民と弁護士によって、2016年7月にNHKを被告として126人の市民が「放送法の順守義務の確保請求と損害賠償請求」の集団訴訟を奈良地裁に起こした。
     
    以後7年間の3次にわたる裁判で、NHK側の弁護士は出廷しても私たちの主張に一言の反論もなく(裁判長から促されても主張なし)推移したが、22年12月、最高裁は私たちの訴えを却下した。この裁判の経緯を「政権に忖度するな!NHK」をまとめた=写真。
     
    私たちは国民の知る権利と民主主義を護るために、公共放送のあり方を今後も追及していきます。

  • 29面 絵本の扉「ゼラルダと人喰い鬼」(遠田博美)

    表紙に描かれているのは、恐ろしい形相の鬼と可愛い少女ゼラルダ。鬼は右手にカップ、左手には大きなナイフを握っていますが、ゼラルダはその膝にちょこんと座っています。口角を上げた鬼を、ゼラルダは笑顔で見つめていますが、実は、鬼は人間の子どもを食べるのが大好きなのです。毎日、町に出向いては子どもさらって城へ連れ帰ろうとするので、大人たちは子どもを隠し、町で子どもを見かけなくなりました。鬼は空腹になり、粗末な食事しか食べられず、我慢の限界になってイライラしていきます。
     一方、町外れに住むゼラルダと父親は、人喰い鬼のことを知りません。料理好きの彼女はどんな料理もこなします。年に一度、収穫した作物を父親に代わって町に売りに行くのですが、その日も一人荷馬車で出かけました。その時、空腹に耐えかねた鬼が彼女の匂いを嗅ぎつけ、岩かげに潜みます。久々の「獲物」を前に焦った鬼は岩から落ちけがをしてしまいます。彼女は鬼を介抱し、空腹な鬼のために料理を作ってあげるのです。
     絵本には、鬼が幸せそうに食べるメニューがおいしそうに描かれています。鬼は「今まで食べた中で一番おいしかったので、黄金と引き換えに城へ来て料理を作ってくれ」と頼みます。少し考えたゼラルダは承諾し、材料をそろえてもらうため父親も呼び、鬼の城で料理を作り始めます。次々とできあがる料理が2ページ見開きで描かれ、それを見せると、子どもたちも思わず「食べたい!」−−−−。
    ……

  • 30面 編集後記(矢野宏)

    能登半島地震の被災地取材から帰阪した翌9月21日、石川県奥能登地方を記録的豪雨が襲った。これまで取材した被災者の顔を思い浮かべながらの安否確認。「振り出しに戻り、心が折れそう」「何で能登だけがこんな目に遭うのか」。ふるさとに踏みとどまり、再建への一歩を踏み出した人たちにかける言葉もない▼あきれてものが言えないのは兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦知事のテレビ生出演。NHK大阪「かんさい熱視線」、MBS「よんチャンTV」、それに読売テレビ「ウェークアップ!」。出演理由は「自分の思いを伝えきれていないから」。告発文書については「誹謗中傷性のある文書と認識している」。しかも「ウェークアップ!」ではスタジオから元大阪府知事で維新代表だった松井一郎氏が出演し、「イチから出直すという覚悟でやるんなら斎藤さんを応援してあげたらいいのに」やて。出る方も出る方だが、出す方も出す方やわ▼その維新の不祥事が止まらない。椎木保元衆院議員が中学1年の女子生徒に性的暴行。元兵庫県西播磨県民局長から押収したパソコンにあった個人情報を掘井健智衆院議員が流布。誰が漏らしたのか。さらには千葉市議4人が市民からの請願文書を不正作成……。立憲民主党はその維新と手を結ぶ?アホちゃうか。開いた口がふさがらんわ。

  • 31面 うもれ火日誌(矢野宏)

    8月7日(水)
     矢野 午前、広島港から高速艇で江田島へ。旧海軍兵学校跡などを見学。夜、有末和生さんが講師を務める中国新聞文化センター講座「書評から始まる文章術」と「私小説としての自分史を書く」の受講生にミニ講演。テーマは「ミニコミ誌のささやかな挑戦と夢」。二次会の後、帰阪。
    8月10日(土)
     矢野 午後、大阪市北区のPLP会館で開かれた2025年参院選に向けた大椿ゆうこさんの総決起集会へ。
    8月11日(日)
     矢野、栗原 午後、WTCの展望台から夢洲の万博工事の進捗状況を確認。
    8月16日(金)
     矢野 午前、読者の水田隆三さんの紹介で、地元尼崎市のFM「みんなのあま放送局」に出演。尼崎の空襲について話す。角家年治さんも応援に。
    8月17日(土)
     矢野、栗原 朝、JR大阪駅から特急サンダーバードで金沢へ。レンタカーで2時間、石川県輪島市に入る。2007年3月の能登半島地震以来、2度目の仮設住宅暮らしの門前町深見地区の六田明憲さん、貞子さん夫妻に話を聞き、現地を案内してもらう。
    8月18日(日)
     矢野、栗原 解体・撤去作業が進む「輪島朝市」を訪ねたあと、輪島港で漁師に話を聞く。「海底が2㍍ほど隆起し、7カ月半も漁ができない。11月6日がズワイガニの解禁日だが……」。夜、帰阪。
    8月23日(金)
     夕方、新聞うずみ火9月号が届き、長谷川伸治さん、柳田充啓さん、澤田和也さん、金川正明さん、康乗真一さんと発送作業。仕事を終えた多田一夫さんも駆けつけてくれるが郵便局の回収に間に合わず、残りは翌日出しに。
    8月24日(土)
     矢野 朝、静岡へ。午後から市内で開催された「第54回空襲・戦災を記録する会全国大会」を取材。帰阪は翌日。
     栗原 79年前の同日、舞鶴湾で爆発して沈没し、朝鮮人労働者ら500人以上が犠牲になった浮島丸事件の慰霊祭に参列、取材。
    8月28日(水)
     午後、事務所でお茶を飲みながら交流を深める茶話会。
    8月30日(金)
     矢野 午後、兵庫県議会百条委員会で斎藤元彦知事の証人尋問を取材。定岡由紀子弁護士が不在のため、憲法BARは事務所での暑気払いに。
    9月1日(日)
     矢野 夜、フェスティバルホールで事務所スタッフの吉水享子さんが所属する大阪新音フロイデ合唱団と大フィルのコンサート「メサイア」。
    9月4日(水)
     栗原 午後、さいたま市染谷の常泉寺へ。101年前、同地区に迷い込み、自警団に殺害された姜大興さんの追悼式を取材。
    9月5日(木)
     矢野 午後、ラジオ大阪「里見まさとの早起き情報スタジオ」の収録。
     栗原 午前、飯田橋で「ヒロシマ講座」学習会。テーマは101年前のこの日、千葉市で沖縄、三重、秋田出身の青年3人が自警団に殺害された検見川事件。講師の島袋和幸さんの案内で、午後は現地で追悼式。
    9月6日(金)
     矢野 午前、兵庫県議会百条委で片山安孝副知事、午後から斎藤知事の証人尋問を取材。道義的責任を問われた知事は「道義的責任とは何のことかわかりません」。
     栗原 早朝、最高裁前で、「住民投票を求める石垣市民の会」の街宣を取材後、千葉県野田市へ。101年前のこの日、香川の行商団9人が自警団に虐殺された福田村事件の慰霊祭を取材。
    9月7日(土)
     栗原 午前、横浜市の久保山霊園であった関東大震災虐殺犠牲者追悼式へ。午後は荒川河川敷での慰霊祭へ。
    9月8日(日)
     矢野 午後、神戸市の兵庫県民会館で開かれた佐高信さんと西谷文和さんの対談「斎藤知事の辞職を求める緊急県民集会」で司会。県議の丸尾牧さんも駆けつけ、県議会報告。集会後、県民会館から三宮までデモ行進。

  • 32面 うずみ火講座(矢野宏)

    ■10月26日、上脇教授「自民党の裏金事件を許すな」

    次回のうずみ火講座は10月26日(土)、自民党派閥の裏金事件を告発した神戸学院大の上脇博之教授を講師に招き、「裏金事件を終わらせるな!」と題して講演してもらいます。
     
    岸田首相は「党トップとして責任を取る」として9月の党総裁選に立候補しないと表明しましたが、内閣支持率も低迷する中、出馬断念に追い込まれたのが実情。その後、総裁選に立候補した9人は裏金事件の真相究明に向けた再調査などにいずれも否定的です。早期の衆院選がみそぎのために使われるのではないでしょうか。
     
    怒りを持ち続けることも大事ですが、反対する言葉を持つことも大事です。まずは何が行われようとしているのか知ることです。
     
    当日はオンライン中継を行います。ご希望される方はうずみ火事務所までご連絡ください。いつでも視聴できるURLをお伝えします。
    【日時】10月26日(土)午後2時半
    【会場】PLP会館4階
    【資料代】読者1000円、一般1200円、オンライン視聴600円


    ■11月16日、南西シフト・与那国島の今

    日本最西端の「国境の島」として自衛隊配備で揺れ続けてきた与那国島(沖縄県与那国町)。11月のうずみ火講座は16日(土)午後2時半~与那国町在住の山田和幸さんをお招きして開講します。
     
    人口わずか1600人ほどの与那国島に陸自駐屯地が開設されたあと、ミサイル配備、弾薬庫建設などの計画が進められようとしています。
     
    「住民はすてられるのではないのか」と山田さん。今、与那国島で何が起きているのか、住民たちの思いを学びませんか。
    【日時】11月16日(土)午後2時半
    【会場】PLP会館4階
    【資料代】読者1000円

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