「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之さん

「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之さん

お蔭さまで、今月号で創刊150号となりました。これまで支えていただき、ありがとうございます。
1面は「財務省公文書改ざん」を取り上げた。
焦点は、誰の指示なのか、何のために書き換えが行われたか。破棄されたと言われた「森友文書」の一部を公開させた神戸学院大教授(憲法学)で「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之さんに話を聞いた。
上脇さんは、安倍首相が昨年2月17日の衆議院予算委員会で行った――「私や妻が関係していたということになれば総理大臣も国会議員も辞める」という答弁が官僚に対するメッセージだったと見ている。「安倍首相や昭恵夫人が関わっている証拠があればどうにか処理しろというメッセージ。官邸側が『どうにかしろ』と言ったとしたら強制であり、『安倍首相がこう答弁したからわかるよな』と言ったとしたら忖度の強制。官僚が自主的に忖度したのではなく、強制か間接的に促したかのどちらかではないでしょうか」
安倍政権の終わりの始まりとなるのか。(矢野宏)