創刊151号の1面は「『4・3事件』70周年慰霊の旅」を取り上げました。
韓国・済州島で島民数万人が虐殺された「4・3事件」から70年。現地で行われた犠牲者追悼式には、大阪からも「70周年慰霊の旅」一行100人が参列しました。注目は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が遺族らに謝罪の言葉を述べるかどうか。文大統領は「国家暴力によるすべての苦痛」について遺族らに謝罪したばかりか、「痛みの歴史を直視すべきである」と語りました。「負の歴史」を見ようともしない、歴史修正主義者の総理に聞かせたい言葉でした。紙面では、追悼式に参列した遺族や「朝鮮籍」の在日たち、北朝鮮のスパイにでっち上げられた元良心囚から4月27日の南北首脳会談を前に融和や統一への期待の声を伺いました。(矢野宏)